和的生活

認知症は病気じゃないの?

2024年05月28日 06:01

認知症は「病気」ではなく、脳の「病気」に伴う「症状」らしい。


ではどんな「病気」から認知症の症状が出るのだろうか?


気になったので調べてみました。

認知症は病気の一つの状態であり、特定の疾患を指すのではなく、記憶、思考、行動に影響を与える症状の集合体を意味します。認知症は、様々な基礎疾患が原因で発生することがあり、以下のように分類されます。

主な認知症の種類

  1. アルツハイマー病

    • 最も一般的な認知症で、脳内の異常なタンパク質の蓄積が原因とされています。記憶障害から始まり、徐々に認知機能全般が低下していきます。

  2. 血管性認知症

    • 脳の血流障害(脳卒中や小さな脳梗塞の繰り返し)によって発生します。アルツハイマー病と比較すると、進行が階段状になることが特徴です。

  3. レビー小体型認知症

    • レビー小体と呼ばれる異常なタンパク質が脳内に蓄積することで発生します。視覚的な幻覚や注意力の変動、パーキンソン病様の症状が見られることがあります。

  4. 前頭側頭型認知症

    • 前頭葉と側頭葉が萎縮することで発生します。行動の変化や言語障害が初期症状として現れることが多いです。

認知症の診断

認知症は、臨床評価、神経心理学的検査、画像検査(MRI、CT、PETスキャンなど)、血液検査などを通じて診断されます。認知症の診断は、症状の原因となる基礎疾患を特定し、適切な治療方針を決定するために重要です。

認知症は病気であるか?

認知症自体は病気ではなく、病気が引き起こす症候群(症状の集合体)です。しかし、認知症を引き起こす基礎疾患(アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症など)は確かに病気です。このため、認知症という言葉はしばしばこれらの基礎疾患を総称して使われることがあります。

認知症の治療と管理

認知症は完治することが難しいですが、進行を遅らせる薬物療法や、症状を緩和するための非薬物療法(認知行動療法、作業療法、リハビリテーションなど)があります。また、生活環境の整備や家族のサポートも重要です。

まとめると、認知症は一つの独立した病気ではなく、複数の病気によって引き起こされる症状の総称です。したがって、認知症の管理には、その原因となる基礎疾患に対する理解と治療が不可欠です。


総括すると、脳を健康的に保つことが一番大切で、それに伴う認知症のリスクを軽減するのに役立ちます。


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